「死んでいる会社の現場」な会社

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先日ネットで東洋経済社のページで「死んでいる会社の現場」、よくある6大危機NGという記事を見た。

「死んでいる会社の現場」、よくある6大危機NG
30年の長きにわたって、経営コンサルタントという仕事をやってきた。100社以上の会社と濃密なお付き合いをし、ここ10年近くは複数の会社の社外取締役、社外監査役としても経営に関与してきた。その経験を通して確…

その6大危機NGとは

【1】未来の目標・ゴールが定まっていない
【2】外を見ようとしない
【3】「過去の常識」に凝り固まっている
【4】惰性に流されている
【5】モノを申さない
【6】「変なプライド」だけはある

ということらしいが、私の会社に当てはまる。

【1】未来の目標・ゴールが定まっていない
現在社長の大号令の下投資をどんどんしてるが、現場の雰囲気としてはやらされている感しかない。それも遅れ遅れで当初年末から稼働予定であったが今の見込みで行くと2月~3月がやっとの様である。

また、最近流行りの「IOT」とうたわって1億もかけてIOT関連の投資もしようとしているようだが、私からすると「1億もかかるの?」と思ってしまう。

そもそも「IOT」に関しても今さら感が高い。業界が遅れていると感じているがわざわざIOTと叫ばなくても簡単に粛々と進めることが出来る環境だし、リソースもそろっている。

まぁ、社内にそれなりの人材がいないから億単位の投資をして買ってくるしかないのだと理解している。

以前いた会社では20年以上前から当たり前の様にIOTを進めており、その時ですら十分なリソースがあり、不自由なく構築して行けていた。が、この会社は人的リソースが居ないというか未来を見ている人材が居ないので流行りの「IOT」に乗っかり、多額の投資をする事になっていると思う。

【2】外を見ようとしない
これは会社の社風なのかと思うが、若手からして外を見ていない。外を見ていないから未来が見えないし見ようとしていない。
東北の田舎の会社で程々の規模で安泰している感が強いと思う。それで外を見る必要が無いというか、現状を破壊したくないので見たくないといった感じなんだと思う。

【3】「過去の常識」に凝り固まっている
これは、上記2と同じで自分たちがしてきた所を破壊したくない、自分たちの心地よい環境を破壊したくないから過去の常識から抜け出せていないのだと思う。
時々会議に参加し話を聞いていると役職者の方がこの傾向が高く、私から見れば「おいおいそんな事古いよ!」と思う事や、「今さらそんな事を言うなよな!」と言ったことが多々ある。 もう、この業界で20年も経験を積んでいる会社なのに、こんなことすら出来ないの?と思う事が多々あり、組織として未成熟な会社だと感じてしまう。

【4】惰性に流されている
まぁ、惰性に流されているのは正にその通りで、社長が投資を推し進めていなかったらどうなっていたかという感じである。
日々、惰性である。工場長、課長、係長と私で会議をして決めた内容すら進まないのだから仕方ないだろう。

【5】モノを申さない
まぁ、モノを申さない会社である。
全てが上司次第であり、事業本部長、工場長、課長等々全て上の顔色を窺いながら仕事をしている。
何か有る度「上司に怒られる」が口癖の様に皆から出てくる会社である。これでは未来を見て仕事を進めることが出来ない。

【6】「変なプライド」だけはある
これを感じたのは、役職者達との会議で色々と発言し会社の悪いところを指摘した後、会議に呼ばれなくなったことである。
反対意見や指摘をされるのが嫌なのだろう、言い換えれば正に変なプライドだけあって意見を聞けないのだろう。
ここら辺は若手もそんな雰囲気がある、こんな田舎の中堅会社なので分かったつもりで居るのである。
先日中途で入社し入社7年たった人と話をしたが、その人も同じ意見を持っていてなかなか他の意見を受け入れてもらえない会社だと話していた。

と、「死んでいる会社の現場」と比較してみたが、すっかり当てはまってしまうのがとても痛く感じてしまう。

さて、業界が踊り場をむかえ今後低迷する予測が出ており、更に受注が徐々に減ってきている状況で今後どんな手を打てるのか楽しみである。

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