先日、携帯で地元のJA担当の方と相談の日時の打合せをした時にいろいろと栽培作物の件で話をした。
まず野菜に関してだが、当初は中玉トマトやミニトマトを考えていたが、地元のJAでは扱っていないという事であった。
そこで推奨作物を尋ねたところ夏秋キュウリがおススメとの事であった、地元では反収400万円になるのうかもあるとのことであった。
やはり売れる野菜を作らないと作るだけ無駄になる。
さすがに反収400万円ともなると7月8月は寝る暇もなく作業をしなければならないとの事であった。
今年は家の周りの約5a位の広さの畑で栽培するのでそれなりに出来ると考えているし、妻が日中作業をする予定なので丁度良い広さと考えている。
トマトも品種が多く魅力的な作物であるが、目先販売経路が確定していないのでサブ的に栽培して本職は夏秋キュウリをする事にした方が良さそうである。
という事で夏秋キュウリの栽培方法をいろいろ調べたところ仕立て方も色々あるようである。
魅力的な仕立て方は吊り下げ仕立てである、これならば苗木が少なくて済みそうだしシンプルで綺麗な栽培が出来そうである。
しかし、風に弱く施設栽培向きの仕立て方法との事であった。
地元の夏秋キュウリは露地栽培との事だったので吊り下げ仕立てではなく、通常のキュウリネットを使用した栽培方法なんだろうと思っている。
栽培予定地は2棟あるハウス内と考えているので夏が過ぎたらハウスにビニールを張ってそのまま栽培を続けても良いのではと思っている。
ぶどうに関しては、昨年はコロナの影響でワインが売れなかったので地元のワイナリーでは在庫を沢山抱えているとの事であった。
昨年末に借りる事が出来たデラウェアをワイン用に栽培しJAに出荷しようと考えていたが、JAでも在庫を抱えているとの事である。
JAでも大手のワイナリーに原料となるブドウを販売している様だが、なかなか売れずに要望があるのは作りずらいカベルネソービニョンやピノノワールとの話であった。
地元の農家もいろいろとチャレンジはしたようだが、結局上手く行かずにメルローやマスカットベリーA等のそれなりに作れる品種になっているとの事であった。
私が現在栽培しているのと今年栽植する品種はデラウェア、ビジュノワール、シラーとモンドブリエである。という事はなかなか売れない品種ばかりである。
また、穂木を購入した品種もメルローとシャルドネであるのでこれもなかなか売れない品種となる。
まぁ、今年がコロナで特別だったという事もあると思っているが、野菜同様売れる品種を栽培しなければならないだろう。
それに、他の人が上手く作れない品種を作って差別化をしないとダメだろう。
という事で、まだ間に合いそうだったのでピノノアールの穂木を手配した、自根苗になるのだが挿し木で200本位の苗が出来ると考えている。
上手く行けば来年には圃場に定植出来るので、定年の年には若干ではあるが収穫は出来るだろう。
う~ん、あと5年早く始めていれば何とかなったと思うが、まだまだ苗木の植栽数が少なく感じている。
今年が予定通りに出来れば来年には1,000本単位の挿し木をする事が出来るようになるだろうし、密植すれば今考えている圃場を埋める事が出来ると考えている。
JAの人と話していた時に高齢で農地を手放す人は多い様である、斜面が多いという事なので借りる人がなかなか見つからない様である。
斜面の程度にもよるが、生食用のぶどうでも1作すれば収穫出来る状態ならば借りた方が良いのではと思っている。
3年後には定年である、再雇用されても給与が6割位まで落ちてしまう。これでは生活が出来ないので斜面で大変でも借り受ける方向で進めて行った方が良さそうである。
今年一年が一番勝負の年かなぁ~、野菜でそれなりの結果が出れば拡大するだけで済むし、ぶどうも圃場の再生が進み挿し木した苗木が予定通り作れたら来年以降が見えて来る。
また、再生を進めて行けば圃場を借りないかと声も掛かるようになるだろう。
今年一年走り切らないとなぁ。
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